ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 ノースロップ・グラマンB-2ノースロップ・グラマンビーにNorthrop Grumman B-2 Spirit アメリカ合衆国が 10年の歳月をかけて開発した戦略爆撃機。 1988年 11月に初めて公表された。ブーメランのような形の全翼機でステルス性に富み,レーダ反射率はボーイングB-52爆撃機の 1000分の1程度という。エンジン排気を外気に混ぜることで探知されやすい赤外線輻射を可能なかぎり抑え,兵装類はすべて機内に収容されている。フライ・バイ・ワイヤ,光ファイバ,複合材なども大きな特徴。 1989年7月に初飛行した。空軍当局は当初 132機の調達を予定していたが,冷戦終了と国防予算の削減に伴って 75機に修正,さらに 1992年1月ジョージ・ブッシュ大統領が削減を命じ,21機の運用にとどまっている。乗員2,全長 21m,全幅 52.43m,総重量 181.4t,最大速度マッハ 0.8,航続距離 1800km。武装は核爆弾,通常爆弾,ミサイル,巡航ミサイルなど。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by