ハルバート(その他表記)Homer Bezaleel Hulbert

改訂新版 世界大百科事典 「ハルバート」の意味・わかりやすい解説

ハルバート
Homer Bezaleel Hulbert
生没年:1863-1949

アメリカの北メソディスト派宣教師,言語学者,歴史学者。朝鮮名は轄甫。バーモント州に生まれ,ダートマス大学を卒業。1886年朝鮮の官立学校〈育英公院〉の教師として招聘され91年まで在職。93年再び朝鮮に渡り,宣教事業に従事し,1901年には《コリアン・レビュー》を創刊した。反日的立場をとり,05年皇帝高宗のアメリカ大統領あて親書をもたらし,07年には高宗のハーグ万国平和会議への密使派遣を援助した(ハーグ密使事件)。07年にアメリカへ帰国し,朝鮮研究を続けた。49年ソウル訪問中に病没著書に《朝鮮史》(1905),《朝鮮亡滅》(1906)などがある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のハルバートの言及

【毒】より

…台湾の高砂族によって〈魚藤(ぎよとう)〉と呼ばれ,南西諸島よりフィリピン,インドネシア,マレー半島,ニューギニアに至るまでみられるデリス属の植物の根やつるはとくに有名であり,アフリカのマダガスカル島でもみられる。アフリカなどにみられるテフロシア属の植物,南米アマゾンのバルバスコと呼ばれる植物(ロンコカルプス属,テフロシア属)が知られている。これらの植物のつるや根は,石などでつぶして毒を抽出し,あらかじめせき止めた川や水たまりに入れられて使われる。…

※「ハルバート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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