ハンブルク天文台(読み)はんぶるくてんもんだい

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハンブルク天文台
はんぶるくてんもんだい
Hamburger Sternwarte

ドイツ、ハンブルク郊外のベルゲドルフにある天文台。1914年設立。1930年、当時この天文台に勤めていたシュミットBernhard Schmidt(1879―1935)は、広い視野を同時に撮影するために補正板を使った望遠鏡を完成させた。これはシュミット・カメラとよばれ、1955年には口径80センチメートルのものが建設され、現在まで全天の恒星の位置観測に使われている。口径19センチメートルの子午環も継続的に使われており、『FK5星表』(全天恒星基準位置カタログ)作成のための有効なデータを与えている。[磯部三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のハンブルク天文台の言及

【天文台】より


[ドイツの天文台]
 1874年創設のポツダム天文台と,1913年創設のベルリン・バーベルスベルク天文台は,ともにドイツの中心的天文台であったが,第2次世界大戦で破壊され,戦後は東ドイツに編入された。西ドイツでは14年創立のハンブルク天文台が1m反射望遠鏡(1910建設)と80cmシュミット望遠鏡(1955完成)を中心に観測研究を続けてきた。ゲッティンゲン大学天文台(1751創設),ボン大学天文台(1845創設),ハイデルベルク天文台(1895創設)なども,太陽系や恒星・銀河天文学および天体物理学上で成果をあげた歴史的天文台である。…

※「ハンブルク天文台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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