ハンマービーム(その他表記)hammer beam

翻訳|hammer beam

改訂新版 世界大百科事典 「ハンマービーム」の意味・わかりやすい解説

ハンマー・ビーム
hammer beam

中世末期のイギリスの洗練された小屋組みで用いられた片持梁(かたもちばり)。壁の頂部から室内に突出して作られる短い梁で,その先端に立てた束(つか)の上に小屋梁(こやばり)をのせる。通常,小屋梁は壁の上にのせるが,目ざわりなこの梁をもっと高い位置に移すために考案されたのがハンマー・ビームで,これによって室内はより高くて開放的となるが,構造的には通常の小屋組みよりも弱い。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 飯田

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む