バクテリオクロロフィル(その他表記)bacteriochlorophyll

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バクテリオクロロフィル」の意味・わかりやすい解説

バクテリオクロロフィル
bacteriochlorophyll

光合成細菌である紅色硫黄細菌 (クロマチウム属など) ,紅色無硫黄細菌 (ロドスピリルム属やロドシュードモナス属など) に含まれるクロロフィル (葉緑素) 。同じ光合成細菌でも緑色硫黄細菌 (クロロビウム属など) には別種のクロロビウムクロロフィルがあるが,しばしばこれら全体をバクテリオクロロフィルという。その構造はいずれも緑色植物のクロロフィルと似て,マグネシウムポルフィリン誘導体であって,バクテリオクロロフィルaでは,緑色植物のクロロフィルaのポルフィリン核を構成する4個のピロール核のうちの1つが還元されているだけの違いである。細胞に共存する他の光合成補助色素が吸収した光も含めて,近赤外部の波長の光を吸収して半光合成のエネルギーとする。

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