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バルクーク Barqūq

世界大百科事典 第2版の解説

バルクーク【Barqūq】

1336‐99
ブルジー・マムルーク朝の創始者。チェルケス系。在位1382‐89,90‐99年。バフリー・マムルーク朝の軍司令官であったが,バフリー系軍人の弱体化に乗じ,1382年ハーッジー2世にかわりスルタン位につく。カフカス出身のチェルケス系マムルークを優先したためトルコ系軍団の反乱を招き,一時追放されるが,トルコ系軍団の内部分裂に乗じて挙兵し,再度スルタンに復位する。エジプト・シリアのアラブ遊牧部族の反乱を鎮圧,トルコ系の政敵を倒し,ティムールの西進を食い止めて一時バグダードを奪回する。

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世界大百科事典内のバルクークの言及

【マムルーク朝】より

…しかし1347‐48年のペストの大流行によって都市と農村の人口は激減し,ナーシル没後は幼少の息子たちが相次いで即位したために,実権を握るアミールたちの抗争によって政局は混乱を極めた。 この機に乗じてチェルケス人マムルークのバルクークが政権を握り,ブルジー・マムルーク朝を開いたが,この時代のスルタンは家系によらず,有力アミールの選挙によって選ばれるのが慣例であったから,軍閥相互の勢力争いは一段と激しくなった。またペストの流行も相次いだために経済状態はさらに悪化し,エジプト市場から金貨と銀貨が消失して,やがて銅貨の時代が始まった。…

※「バルクーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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