ヒヌマイトトンボ

百科事典マイペディア 「ヒヌマイトトンボ」の意味・わかりやすい解説

ヒヌマイトトンボ

トンボ目イトトンボ科の1種で日本固有種。体長約30mm。1971年に発見された日本で唯一の半鹹水(はんかんすい)特産のイトトンボ。生息が局地的で,生息地はつねに汚染と埋め立ての脅威下にあり,すでに数ヵ所の産地では絶滅している。絶滅危惧IB類(環境省第4次レッドリスト)。

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世界大百科事典(旧版)内のヒヌマイトトンボの言及

【イトトンボ(糸蜻蛉)】より

…コフキヒメイトトンボA.femina oryzaeは琉球諸島および九州,四国と山口県の低地だけに見られる。ヒヌマイトトンボMortonagrion hirosei(1971年に茨城県の涸沼で発見された)は塩分を含んだ本州の大きな川や海岸の塩湖にだけ発見された日本特産種,ホソミイトトンボAciagrion migratumはこの科で唯一の成虫越冬種,カラカネイトトンボNehalennia speciosaは北海道,東北地方の湿原と尾瀬ヶ原だけに,エゾイトトンボAgrion lanceolatum,キタイトトンボA.ecornulumは北方の高地種で東部シベリアと共通種である。キイトトンボCeriagrion melanurum(イラスト),ベニイトトンボC.nipponicum,モートンイトトンボMortonagrion selenionは本州以南に見られる平地種で,中国の中部にも産する。…

※「ヒヌマイトトンボ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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