ヒベルノ・サクソン様式(読み)ヒベルノ・サクソンようしき(その他表記)Hiberno-Saxon style

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒベルノ・サクソン様式」の意味・わかりやすい解説

ヒベルノ・サクソン様式
ヒベルノ・サクソンようしき
Hiberno-Saxon style

アイルランド (ヒベルノ) とイギリス南部のアングロ・サクソンとの交流の結果生じた装飾芸術の様式をいう。アイルランド修道士たちがイギリス北部に渡り (635) ,次第に交流が深まり,非キリスト教アングロ・サクソンの動物組紐文,明るい色彩などを吸収した。のちに地中海美術の影響も受けるが,基本的性格は独特の精密華麗な抽象文とエマイユ金属工芸を思わせる強い色彩にある (→サットンフーの墳墓 ) 。作品例は『リンディスファーン福音書』 (698,大英博物館) ,『ダロウの書』 (680頃,ダブリン,トリニティ・カレッジ) ,『ケルズの書』 (700,同) 。

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