ビニル水田(読み)びにるすいでん

日本大百科全書(ニッポニカ)「ビニル水田」の解説

ビニル水田
びにるすいでん

保水力のない砂丘地、火山砂礫(されき)地などで、表土を50センチメートルほど排除し、0.05ミリメートルの厚さのビニル膜を敷き、ふたたび排除した表土を埋め戻し、漏水を防いで水田化したものをいう。1975年(昭和50)に島根県の砂丘地の一開拓農民と県の技術者によって共同開発されたもので、その後、島根県、茨城県、新潟県などの砂丘地帯や火山質砂礫地の稲作に利用されるようになった。一種の砂耕ないし礫耕栽培とみなすことができる。施肥量は一般の水田の1.5~2倍と多いが、土壌の癖がなく肥培管理がしやすい利点がある。耐用年数は10年くらいと考えられている。

[小山雄生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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