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フィエスキ Giuseppe Fieschi

世界大百科事典 第2版の解説

フィエスキ【Giuseppe Fieschi】

1790‐1836
フランス国王ルイ・フィリップ暗殺未遂事件(1835)の主謀者。コルシカ生れ。ナポリ軍兵士であったが,詐欺・窃盗により公訴され,1830年,パリに逃れる。34年ごろより,地下活動にある共和主義者と接触し,その影響下,国王暗殺を企てて,24挺の銃を同時に作動させる装置を作製し,7月28日,七月革命記念日に閲兵に向かうルイ・フィリップ一行に発砲した。死傷者は数十名に達したが,国王自身は難をまぬがれた。これを契機に重罪裁判所の拡大,新聞等検閲制度の強化(九月法)がなされ,前年の結社法に引き続くこの弾圧により,以後共和派の運動は秘密結社を中心とするものに転換せざるをえなくなった。

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世界大百科事典内のフィエスキの言及

【ジェノバ】より

…このようにジェノバは地中海の一大商業勢力となったが,ライバルであるベネチアと違って,強固な国家を建設することには成功しなかった。フィエスキ,グリマルディ,ドリア,スピノラなど,農村に強固な基盤をもつ貴族層が都市の支配をめぐって激しく争い,政治がつねに不安定であった。それに乗じて14世紀以降外国勢力が介入するようになった。…

※「フィエスキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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