フィトステロール(英語表記)phytosterol

デジタル大辞泉 「フィトステロール」の意味・読み・例文・類語

フィトステロール(phytosterol)

植物に由来するステロール総称。植物体内では細胞膜を構成する。水に不溶、アルコール可溶。植物油中に、β-シトステロールカンペステロールスチグマステロールなどが含まれる。植物ステロール

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化学辞典 第2版 「フィトステロール」の解説

フィトステロール
フィトステロール
phytosterol

植物ステロールともいう.[別用語参照]ステロール

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「フィトステロール」の解説

フィトステロール

 植物ステロールともいう.植物油中のステロール.β-シトステロール,スチグマステロール,カンペステロールなど.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のフィトステロールの言及

【ステロイド】より

…コレステロールは動物のさまざまな生理機能をもつステロイドの前駆体となっている。コレステロールは植物にはほとんど存在せず,植物由来のステロールはフィトステロールphytosterolと総称され,ダイズなどに存在するスチグマステロール(図4)や綿実油やダイズ油中に存在するシトステロールがその例である。酵母やキノコ類のステロールはミコステロールmycosterolと呼ばれ,そのうちエルゴステロールergosterol(図5)は太陽光(紫外線)の照射によって,カルシウムの生体輸送と沈着に役割を果たすビタミンD2に転化する重要な分子である。…

※「フィトステロール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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