化学辞典 第2版 「スチグマステロール」の解説
スチグマステロール
スチグマステロール
stigmasterol
C29H48O(412.67).大豆油中に豊富に存在するが,共存するシトステロールおよびカンペステロールからの分離精製は,難溶性のアセタート四臭化物を分取し,亜鉛-酢酸で脱臭素,けん化して行われる.融点170 ℃.-50°(クロロホルム).水に不溶,有機溶媒に可溶.側鎖の二重結合の選択的オゾン分解で生じるアルデヒドは,プロゲステロン系のステロイドホルモンの重要な合成原料となる.[CAS 83-48-7]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報