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フィルム・コミッション ふぃるむこみっしょん film commission

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知恵蔵2015の解説

フィルム・コミッション

映画やテレビドラマ、CFなどのロケーション撮影を誘致し、屋外撮影がスムーズ行われるように支援する非営利組織。最初のFCは、1940年代に米国で生まれた。日本にはこの種の組織が長い間存在せず、劣悪なロケ環境が続いた。そこで2000年に民間の手でフィルムコミッション設立研究会が発足。FCは、撮影隊がロケ地を潤す直接的経済効果のほか、オードリーヘプバーン主演の「ローマの休日」が今もローマ観光を推進しているように、ロケにより当該地域に観光客を誘致するという間接的・長期的な経済効果をももたらす。さらに、地域文化の創造や向上にも貢献。こうした理由から、FC設立の機運が各地に広まった。FCの基本要件は、(1)中立的な公共機関で、手数料を受け取らず、資金提供もしない、(2)撮影場所の紹介や、道路や火気使用の許可の手続き代行、エキストラ集めなど、当該地域での撮影の便宜を一括して図る、(3)作品の内容を選ばず、チェックもせず、拒否もせず、の3点。全国フィルム・コミッション連絡協議会が組織されていて、98団体(07年10月現在)が加盟している。世界的規模のFC団体としては、国際フィルムコミッショナーズ協会(AFCI)があり、世界41カ国・地域の307団体が加盟。日本からも、「東京ロケーションボックス」など12のFCが参加。

(宮本治雄 映画ライター / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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