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ブロードマン野 ぶろーどまんや

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブロードマン野
ぶろーどまんや

ドイツの解剖学者ブロードマンKorbinian Brodmann(1868―1918)が大脳の皮質領野を11区域および52の領域(Brodmann areas)に区分したもの。一般に「ブロードマンの脳地図」とよばれる。これらの領域は、それぞれ大脳皮質を構成する細胞の構造の違いや特性によって区分したものであるが、それぞれの領域は生理学的機能をつかさどる領野とほぼ一致するので、身体の麻痺(まひ)や障害の状態から脳の損傷領域を類推するためによく用いられている。たとえば1~3野は一次体性感覚野、4野は一次運動野、5野は体性感覚連合野、6野は運動前野、17~19は視覚野および視覚連合野、41~42は聴覚野にそれぞれ対応している。
 ヒトの大脳新皮質はの6層構造をしているが、感覚野では内顆粒(かりゅう)層とよばれる層が発達し顆粒細胞などが多くみられ、運動野では内錐体(すいたい)細胞層とよばれる層が発達し、大型から中型の錐体細胞が多くみられるなどの違いがある。なお、認知領域(中前頭回)の46野(前頭前野背外側部)の機能低下が、認知症と関連することが指摘されている。[編集部]

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