プロアントシアニジン

栄養・生化学辞典 「プロアントシアニジン」の解説

プロアントシアニジン

 植物に広く含まれ,塩酸加水分解するとアントシアニジンを生成する物質.生成するアントシアニジンの種類により,プロシアニジン,プロデルフィニジンといったよびかたをする.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のプロアントシアニジンの言及

【タンニン】より

…加水分解型以外のタンニンは従来縮合型タンニンとよばれてきたが,近年,この定義が適切ではないことがわかり,さらに二つの型にわけられている。その一つは,プロアントシアニジンとよばれ,酸でアントシアニジン系色素(花の色素など)をつくるものである。スギ,ヒノキなど針葉樹の樹皮に存在する。…

※「プロアントシアニジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android