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プロレタリイ proletarii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プロレタリイ
proletarii

古代ローマの貧困な市民。貧困なため国家に対して彼らの子供たち proles以外にはなんらの貢献ができないとの原意に基づく。当初彼らはカピテ・ケンシ capite censi,すなわち貧しいため課税と軍務を免除されていた人々と同格であった。しかし前2世紀中頃直接税は廃止され,軍務に必要な財産資格は次第に引下げられた。おそらくその時点でプロレタリイは新しく軍隊に登録された人々を意味する新しい術語となり,依然として軍務免除のカピテ・ケンシと区別された。ただし前 107年 G.マリウスが軍務を万人に開放したのでこの区別は再び消失した。 M.キケロ時代にはプロレタリイはローマ市民人口の大部分を占めていたが,唯一のケンツリアに集められ,有産市民の投票によってケンツリアの決定がなされたのちに投票したので投票権はないに等しかった。なお,プロレタリアートは proletariiの単数形 proletariusが語源である。

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