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ヘッジ会計 へっじかいけい hedge accounting

3件 の用語解説(ヘッジ会計の意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

ヘッジ会計

ヘッジとは、将来のリスクを少なくする、あるいは回避するための行動、取引。企業の場合には、保有資産や負債の価格変動リスク、為替の変動リスクを先物取引為替予約オプションなどのデリバティブ取引により軽減することになる。前者(リスクを負う資産・負債)をヘッジ対象、後者(リスク軽減手段としてのデリバティブ取引)をヘッジ手段という。1999年1月に政府の企業会計審議会により公表された「金融商品に係る会計基準」によると、ヘッジ会計は、へッジ取引のうち一定の要件を満たすものについて、ヘッジ対象にかかる損益とヘッジ手段にかかる損益を同一の会計期間に認識し、ヘッジの効果を会計に反映させるための特殊な会計処理を意味する。例えば、商品(その評価は取得原価)の価格変動リスクをヘッジするために、多くの場合、商品先物取引(これはデリバティブ取引なので時価評価)をするが、その場合、損益の計上時期がずれてしまう。ヘッジ関係を適切に示すためには、この計上時期を一致させる必要があるので、ヘッジ会計が必要となる。具体的には繰延ヘッジ呼ばれる方法が用いられる。すなわちデリバティブ取引の評価損益をヘッジ対象の損益が認識されるまで繰り延べ、双方の損益を当期に認識しない、すなわちデリバティブを時価評価しないということである。ヘッジ会計は2001年3月期から、導入されている。

(小山明宏 学習院大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

会計用語キーワード辞典の解説

ヘッジ会計

デリバティブ取引において、ヘッジの方法に応じた特殊な会計処理の方法のことです。デリバティブ取引には、ヘッジ・裁定・投機の3つの役割がありこのうちのヘッジ(先物取引など)に関する会計方法がヘッジ会計です。通常ヘッジ会計では、繰延ヘッジが用いられていますが例外処理として、時価ヘッジや特例処理という方法があります。

出典|(株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」
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大辞林 第三版の解説

ヘッジかいけい【ヘッジ会計】

資産の価格変動などのリスクを回避するための一定の要件を満たすヘッジ取引において、その損益を同一の会計期間に認識し、財務諸表に反映させる会計処理。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

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