ヘリサイト構造(読み)ヘリサイトこうぞう(その他表記)helicitic

最新 地学事典 「ヘリサイト構造」の解説

ヘリサイトこうぞう
ヘリサイト構造

helicitic structure

斑状変晶中の包有物が帯状配列を示す変成岩の構造。アルバイト・ざくろ石十字石・紅柱石・クロリトイドの斑状変晶中の石英グラファイト・黒雲母・角閃石・緑れん石磁鉄鉱などの包有物が帯状配列する場合。これらの包有物は斑状変晶の成長とともに取り込まれたもので,その帯状配列(si片理)は斑状変晶の成長以前の層理面や片理面などの面構造の名残である。si片理を基質の面構造(se片理)と比較することによって,結晶成長と変形運動の前後関係が推定される。

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岩石学辞典 「ヘリサイト構造」の解説

ヘリサイト構造

変成岩の斑状変晶の中に包有物が封入されたことが原因で形成されたもの.包有物の模様は結晶の中で面状や曲線状などを示し,周囲の斑状変晶鉱物よりも古く斑状変晶の形成前の配列を保持している.厳密には半対象的でS字型の形の包有物がポイキロブラスティックの結晶の中に形成されたもの[Weinschenk : 1902, Backström : 1918, Barker : 1990].後に形成された結晶,特に斑状変晶の中に既存の片理や層理の模様を示す包有物の縞がある組織で,斑状変晶の中の模様はSi(内部)と岩石の新しく面的な模様のSe(外部)がある[Bowes : 1989].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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