ポリウレタンフォーム

  • polyurethane foam

化学辞典 第2版の解説

発泡性またはスポンジ状のポリウレタン樹脂で,熱硬化性樹脂に属する.ポリエステルまたはポリエーテル型の多価アルコールとジイソシアン酸エステルに水などの触媒の存在下で反応させると,重付加,橋かけ反応が起こり,発熱して樹脂化する.この反応の進行中に遊離する二酸化炭素のために,発泡多孔質となる.見掛けの密度は0.016~0.56 g cm-3 程度であり,機械的強度も大きく,耐熱性,耐溶剤性,耐老化性,接着性が良好である.原料,条件を選ぶことにより非常に軟質弾力性のあるものから硬質耐摩耗性のものまでできるが,その硬さによって可撓(どう)性,半硬質,硬質の3種類に分けられる.可撓性フォームは,自動車などのクッション材に,半硬質は,熱や電気の絶縁材料に,硬質は,とくに軽く弾性が小さく,荷重負担能力が大きく,断熱性もすぐれており,航空機械部品材料,工業用・家庭用断熱材料および防音板などに広く用いられている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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