ポリ硫化カリウム(読み)ポリリュウカカリウム

化学辞典 第2版 「ポリ硫化カリウム」の解説

ポリ硫化カリウム
ポリリュウカカリウム
potassium polysulfide

K2Sn.学術用語集によれば多硫化カリウムn = 2~6のものが固体でも得られている.計算量のK,K2S,またはKHS硫黄とを真空中か,またはエタノール液体アンモニアなどの溶液中で反応させると得られる.折れ線形鎖状の [Sn]2- からなるイオン結晶.無水物の固体の色は,nが増大するにつれて黄色から赤橙色へと変化する.水に可溶

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のポリ硫化カリウムの言及

【硫化カリウム】より

…角質を溶かすので皮膚病の治療薬として用いられる。
[ポリ硫化カリウムpotassium polysulfide]
 化学式K2Sn(n=2,3,4,5)。真空中で一硫化カリウムと計算量の硫黄との融解反応で得られ,いずれも水,エチルアルコールに可溶の有色潮解性結晶。…

※「ポリ硫化カリウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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