マス場所(読み)ますばしよ

日本歴史地名大系 「マス場所」の解説

マス場所
ますばしよ

近世の場所(持場)名。シコツ十六場所の一で、一七九九年(寛政一一年)ユウフツ場所に含まれた。千歳川上流域に設定された場所で、一七九一年(寛政三年)の「東蝦夷地道中記」によると牧村源八郎の給所で請負人は阿部屋伝吉、運上金は一五両。乙名ヲツカシテ、人数一三人。九七年の「松前地並東蝦夷地明細記」に「此辺木立原四方見ヘス、幅三四間、此処よりタルマエ山を越え、タルマエへ出る道あり」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android