マネス(その他表記)Manes

改訂新版 世界大百科事典 「マネス」の意味・わかりやすい解説

マネス
Manes

古代ローマの宗教で,神格化された死者の霊。その名は古いラテン語の形容詞manus(〈善良な〉の意)から来ており,ディ・マネスDi Manes(〈善良な神々〉)とも呼ばれた。マネスの本義は,たんなる亡霊とは異なり,総体として一種の神性をもつと考えられた死者たちの霊であるが,のちには家族の祖先の霊Di Parentes,さらには個人の霊をも指すようになり,Dis Manibus(〈死者の霊に〉の意)を略したD.M.の文字が墓に刻まれた。また詩の中では,地下の神々あるいは冥界そのものの称としても用いられている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 水谷

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む