コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ミランコヴィッチ仮説 Milankovitch hypothesis

1件 の用語解説(ミランコヴィッチ仮説の意味・用語解説を検索)

法則の辞典の解説

ミランコヴィッチ仮説【Milankovitch hypothesis】

1920年にミランコヴィッチ(M. Milankovitch)が提案したもので,地球軌道の三要素(離心率,地軸の傾斜,歳差運動)の長周期変動によって,北半球高緯度地方の夏の日射量が増減し,それに応じて氷期と間氷期が繰り返されるという仮説.地球の公転軌道の変化は円形から楕円形へと約十万年と40万年の周期で離心率が変化する.地軸の傾斜角は22.1° と24.5° の間を4.1万年の周期で変わる.さらに地球自転の歳差運動によって,各季節ごとの地球~太陽間距離は2.3万年の周期で変わる.これらの軌道要素組合せで北半球の緯度別日射量を計算すると,夏の低極年が氷期に,高極年が間氷期に対応するというものである.この周期が,ミランコヴィッチのサイクル*呼ばれる

このアイデアは提案された当時はあまり評価されなかった.しかし,酸素同位対比をもとに大西洋熱帯海域の水温変化を求めたエミリアニ(C. Emiliani)のデータなどからしだいに支持者が増加してきている.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ミランコヴィッチ仮説の関連キーワードミランコビッチ・サイクルヴィヴィッドM線コヴドロ岩イルコヴィッチの式エロヴィッチの式デュビニン‐ラッデュスケヴィッチの式フランク‐ラビノヴィッチの仮説ミランコヴィッチのサイクルヴィッチーニ

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone