メタノール合成(読み)メタノールごうせい(その他表記)methanol synthesis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メタノール合成」の意味・わかりやすい解説

メタノール合成
メタノールごうせい
methanol synthesis

工業的にはメタノールの次の反応により生産されている。 CO+2H2 → CH3OH 。メタノールの合成法は触媒開発とともに進歩し,第2次世界大戦前は亜鉛・クロム系触媒が主であったが,近年は銅系触媒が中心である。メタノールからは,ホルマリン,あるいは溶剤がつくられる。

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世界大百科事典(旧版)内のメタノール合成の言及

【ガス化学】より

… CO+H2O―→CO2+H2  ……(3) 水素からはアンモニアが合成され,尿素や硫安などの肥料,ヒドラジン,有機ニトリル化合物などが生産される。 合成ガスのおもな用途はメタノール合成である。この合成法には高圧法と低圧法がある。…

※「メタノール合成」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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