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メッサナ Messana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メッサナ
Messana

メッシナ海峡にのぞむ古代シチリアの都市。現イタリアのメッシナ。前 725年頃クメ人,次いでカルキス人の増援のもとにザンクレ Zancleの名称で建設された。海峡にのぞむ要衝地であるが,政治的には対岸のレギウムに制せられてふるわず,レギウムの僭主アナキラスによって前 490/80年頃占領された。サモス人,のちにメッセニア人の移民を受入れてメッセネ Messēnēと改称。前 461年以後ドーリス風のメッサナが用いられた。レギウムから独立するとシラクサを支持したが,前 396年カルタゴ人に破壊された。その後,シラクサ,カルタゴ,ローマがこの地をめぐって争い,第1次ポエニ戦争の原因となった。前 241年以降ローマの同盟市 (→ソキイ ) となり,繁栄したが,その遺跡は 1908年の大地震のため,わずかしか残っていない。

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世界大百科事典内のメッサナの言及

【メッシナ】より

… 紀元前8世紀にギリシアの植民市として建設され,鎌の形をした地形からザンクレZanklēと呼ばれた。前5世紀対岸のレギオンの僭主アナクシラスが支配し,ギリシアの故郷の名にちなんでメッサナMessanaと名付けた。シラクサ,アテナイとの戦いを経て,カルタゴによって前396年に破壊されたが,シラクサの僭主ディオニュシオス1世の手で再建された。…

※「メッサナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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