メーアスブルク城新城(読み)メーアスブルクじょうしんじょう

世界の観光地名がわかる事典 「メーアスブルク城新城」の解説

メーアスブルクじょうしんじょう【メーアスブルク城新城】

ドイツ南部、バーデンヴュルテンベルク州のボーデン湖の北岸に位置する、人口5000人ほどの町メーアスブルク(Meersburg)の郊外に建つ古城。◇メーアスブルク城には旧城(Altes schloss)と新城(Neues schloss)の2つがある。新城は、メーアスブルクの中心部のマルクト広場から徒歩2分の場所にある。フリードリヒスハーフェン(Friedrichshafen)の駅からは、バスで約30分(メーアスブルクには鉄道駅はない)。旧城を居城としていたコンスタンツ司教が、新たな居城として、ヴュルツブルク司教館(レジデンツ)を手がけたバルタザール・ノイマンの設計により1712~1760年にかけて建設した、色鮮やかなバロック様式の城である。完成後、1803年までしか使われなかった。城内の前庭のテラスからはボーデン湖が一望できる。城内には、当時の城で使われていた家具、ストーブ、絵画などを展示する司教城博物館、ドルニエ飛行艇に関する博物館、この町で活動した芸術家の作品を展示する美術館(ギャラリー)、州立ワイナリー(この一帯はバーデンワインの産地)がある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android