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前庭 ぜんていvestibule

翻訳|vestibule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

前庭
ぜんてい
vestibule

内耳の骨迷路における空間の一つで,蝸牛と骨半規管の間にあり,卵形嚢球形嚢がある。狭義にはこの2つを前という。前庭の外壁には前庭窓があって,ここにアブミ骨底がはまっている。球形嚢と卵形嚢には,それぞれ有毛細胞を有する平衡斑と呼ばれる感覚上皮部があり,その上の耳石が,重力その他の頭部の運動により有毛細胞に影響を及ぼすことで,平衡感覚が生じると考えられる。

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大辞林 第三版の解説

ぜんてい【前庭】

建物の前方の庭。 ↔ 後庭
解剖学などで、ある部位の手前にある平らな部分。
内耳の一部。渦巻管と半規管との間にある不規則な卵形および球形の部分。半規管とともに平衡感覚を感受する。

まえにわ【前庭】

建物の前にある庭。

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世界大百科事典内の前庭の言及

【三半規管】より

…耳のいちばん奥にある内耳の一部を形成している三つの管状器官。内耳には音を感ずる蝸牛,身体の平衡感覚に関係する前庭・三半規管がある。前庭vestibuleが直線加速度・重力・遠心力などを感受するのに対し,三半規管は回転加速度刺激を感受している。…

【耳】より

…内耳の実質をなすのは〈迷路〉と呼ばれる複雑な囊状の構造で,これは動物のグループによってかなり異なるが,一般的には〈卵形囊〉とそれに付属した半円形の管である〈半規管〉,および〈球形囊〉とそれから伸びた〈蝸牛(かぎゆう)管〉という4部の中空の小囊から成る(ただし下等脊椎動物は蝸牛管をもたない)。卵形囊と球形囊は内耳の中心部をなし,これらをあわせて〈前庭〉という。半規管は平衡覚,蝸牛管は聴覚を分担する。…

※「前庭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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