モニトール(その他表記)Le Moniteur universel

改訂新版 世界大百科事典 「モニトール」の意味・わかりやすい解説

モニトール
Le Moniteur universel

フランス革命時の1789年11月パンクークC.J.Panekouckeにより創刊され,第三帝政まで官報の役を果たした新聞。創刊時の名称は《ガゼット・ナシヨナルール・モニトール・ユニベルセル》だったが,1811年からは後半だけに縮められ,《ル・モニトール(監視者)》と略称された。ナポレオン3世が69年1月1日《ジュルナル・オフィシエルJournal officiel de l'Empire français(官報)》を創刊するまで,事実上政府の官報だった。それ以降は保守派の新聞になり,1901年廃刊した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 稲葉

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む