ユーテルサット(その他表記)European Telecommunication Satellite; EU TELSAT

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユーテルサット」の意味・わかりやすい解説

ユーテルサット
European Telecommunication Satellite; EU TELSAT

ヨーロッパ電気通信衛星機構。ヨーロッパ電気通信主管庁会議 (CEPT) の加盟各国の地上回線を補完する衛星通信網設置運用を目的とし,1976年に暫定的に設立され,82年の政府間協定により,85年9月に正式に発足した。 77年より運用段階に入り,アリアンロケットで打ち上げたユーテルサット衛星I号系4機で,ヨーロッパ地域の加盟 26ヵ国に,国内および国外の公共衛星通信サービスを提供している。年々増加するトランスポンダの需要に応じるため,第2世代のユーテルサット衛星 II号系が準備段階にあり,全5機のうち1機がアリアンロケットにより,90年初めに打ち上げられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む