ヨハネ受難曲(読み)ヨハネジュナンキョク

デジタル大辞泉 「ヨハネ受難曲」の意味・読み・例文・類語

ヨハネじゅなんきょく【ヨハネ受難曲】

原題、〈ドイツJohannespassion》「ヨハネによる福音書」のキリスト受難物語に基づく音楽作品。1722年から1723年にかけてバッハの作曲したものが有名。

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デジタル大辞泉プラス 「ヨハネ受難曲」の解説

ヨハネ受難曲

ドイツの作曲家J・S・バッハの受難曲(1722-1723)。原題《Johannespassion》。新約聖書の『ヨハネ福音書』に基づいてイエスの受難を描いたもの。

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世界大百科事典(旧版)内のヨハネ受難曲の言及

【受難曲】より

…そこでは,受難の読誦の旋律定式がテノールの声部に保持され,群衆の部分は4声部に,他の個々の人物は2声部に作曲されている。16世紀末のレヒナーLeonhard Lechner(1553ころ‐1606)の4声部の《ヨハネ受難曲》(1593)は,このスタイルによる印象深い名作である。(2)応唱風受難曲 福音史家の地の語りは朗誦風の独唱とし,イエスの弟子たちやユダヤの群衆など多数の人物が登場する場面を多声部の合唱に作曲するもので,劇的なリアリズムに富み,〈応唱風受難曲〉または〈劇的受難曲〉とよばれる。…

【受難曲】より

…そこでは,受難の読誦の旋律定式がテノールの声部に保持され,群衆の部分は4声部に,他の個々の人物は2声部に作曲されている。16世紀末のレヒナーLeonhard Lechner(1553ころ‐1606)の4声部の《ヨハネ受難曲》(1593)は,このスタイルによる印象深い名作である。(2)応唱風受難曲 福音史家の地の語りは朗誦風の独唱とし,イエスの弟子たちやユダヤの群衆など多数の人物が登場する場面を多声部の合唱に作曲するもので,劇的なリアリズムに富み,〈応唱風受難曲〉または〈劇的受難曲〉とよばれる。…

※「ヨハネ受難曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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