ラムネチン

化学辞典 第2版 「ラムネチン」の解説

ラムネチン
ラムネチン
rhamnetin

3,3′,4′,5-tetrahydroxy-7-methoxyflavone.C16H12O7(316.27).クエルセチンの7-メチルエーテル.クロウメモドキ科Rhamnus amygdalinaその他の果実に,配糖体のキサントラムニン(xanthorhamnin,C34H42O20,ラムネチンの3-ラムノシド)として存在する.黄色の針状晶.融点296 ℃.λmax 256,371 nm(log ε 4.40,4.41).熱フェノール,濃硫酸,希アルカリ溶液に可溶,水,アルコール類,氷酢酸,アセトンに熱時微溶.なお,ラムニノースはラムノース(2分子)とガラクトース(1分子)とからなる三糖である.[CAS 90-19-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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