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リュケイオン リュケイオンLykeiōn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リュケイオン
Lykeiōn

古代ギリシアのアテネにあるアポロ・リュケイウス神殿近くの城壁で囲まれたギムナジウムと庭園の名称。アリストテレスがここで教えたところから彼の哲学学校の名にも使われるようになり,のちには多くの国で学校をさす語として用いられた。

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世界大百科事典内のリュケイオンの言及

【アリストテレス】より

…前342年マケドニア王フィリッポスに招かれ,王子アレクサンドロスの家庭教師として7年間をすごす。アレクサンドロスが王位継承して後,アジア遠征に出発する年の前年(前335),アリストテレスはマケドニア支配下になったアテナイに帰って,北東郊外のリュケイオンLykeionに新しい学校を開く(ペリパトス学派)。ここには書物も多く収集され,後世の本格的な図書館の先駆ともなった。…

【ギリシア科学】より

…一般に〈運動変化(キネシス)〉とはこうした可能態から現実態への移行であり,自然はそうした運動変化の原理をみずからのうちにもつものであり,一定の目的に向かってその形相を実現すべくすすむ。このアリストテレスの考え方は,デモクリトスの原子論の機械論的自然観に対する,生物学的な生気論的自然観であり,彼はリュケイオンLykeionの学校でこうした自然観に基づく研究を広く推し進め,テオフラストスらの弟子たちを生み出していった。同じ時期に,アテナイにおけるこうした自然学とは別に発展したギリシア科学のもう一つの重要な流れは,小アジア沿岸のコス島を中心に発達したヒッポクラテスの医学である。…

【ストラトン】より

…ランプサコス出身。リュケイオン(ペリパトス学派の学園)においてテオフラストスに学び,師の没後,同学園の学頭を継承した。一時期アレクサンドリアに赴き,同地の学派の基礎を固めた。…

【テオフラストス】より

…レスボス島エレソス出身。アリストテレスの弟子であり,後継者としてリュケイオン校の第2代学頭となる。多方面にわたって著述したが,今日では《植物誌》9巻,《植物原因論》6巻,《形而上学》の一部,名高い小品《人さまざま》のほかは断片が残るのみ。…

【リセ】より

…フランスの中等教育機関の名称。古代ギリシアでアテナイ郊外の聖なる森の中を逍遥して青年の教育にあたった哲学者アリストテレスの学校リュケイオンにちなむ。フランス革命期にコンドルセは,イエズス会に握られた守旧的な大学にとって代わる高等教育機関の名称にリセの名を与えた。…

※「リュケイオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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