改訂新版 世界大百科事典 「ワラ」の意味・わかりやすい解説 ワラWala生没年:765ころ-835 フランスのコルビー修道院の院長。同院の修道士であったが,兄アダラルドゥスAdalardus(751ころ-826)の後をうけて修道院長となる。818年,イタリア王ベルナールの反乱にくみし,兄とともに亡命した。822年ルートウィヒ1世の命により,事実上ローマに追放された同帝の長子ロタール1世の後見人となるが,以後ロタール派の中で一貫して重きをなし,ルートウィヒ1世を追いつめた第6回パリ公会議の主唱者であった。831年追放されて,北イタリアのボッビオで没している(没年は836年とする説もある)。執筆者:森 洋 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by