一の手(読み)いちのて

精選版 日本国語大辞典 「一の手」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 の 手(て)

  1. 第一になすべき手段。また、最もすぐれた手段。いちのてだて。
    1. [初出の実例]「宮姫君の御行方を尋ぬるが一の手と心を極(きは)め」(出典談義本・地獄楽日記(1755)五)
  2. 最初にしたこと。また、それをする者。
    1. [初出の実例]「木戸の内にて両人からめ取たり〈略〉集三が一の手なり。何某殿も一の手にてありし由」(出典:随筆・異本洞房語園(1720)抄書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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