一寸の光陰(読み)いっすんのこういん

精選版 日本国語大辞典 「一寸の光陰」の意味・読み・例文・類語

いっすん【一寸】 の 光陰(こういん)

わずかな時間
[補注]朱熹の偶成詩「少年易老学難成、一寸光陰不軽、未覚池塘春草夢、階前梧葉既秋声」からとされているが、朱熹の詩文集にこの詩は見られず疑問近世初期に五山詩を集成した「翰林五鳳集三七」には、「進学軒」の題で、室町前期の五山僧惟肖得巖の作としてこの詩が収録されている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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