一寸の光陰(読み)いっすんのこういん

精選版 日本国語大辞典 「一寸の光陰」の意味・読み・例文・類語

いっすん【一寸】 の 光陰(こういん)

  1. わずかな時間。

一寸の光陰の補助注記

朱熹の偶成詩「少年易老学難成、一寸光陰軽、未覚池塘春草夢、階前梧葉既秋声」からとされているが、朱熹の詩文集にこの詩は見られず疑問近世初期に五山詩を集成した「翰林五鳳集‐三七」には、「進学軒」の題で、室町前期の五山僧惟肖得巖の作としてこの詩が収録されている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android