一念彌陀仏即滅無量罪(読み)いちねんみだぶつそくめつむりょうざい

精選版 日本国語大辞典 「一念彌陀仏即滅無量罪」の意味・読み・例文・類語

いちねん【一念】 彌陀仏(みだぶつ)即滅無量罪(そくめつむりょうざい)

  1. 仏語阿彌陀仏を一度心に念ずるだけで、それまで犯した無量罪障を消滅することができるということ。この句は「宝王論」や「往生本縁経」にいうところといわれるが、実は不明。一念彌陀。
    1. [初出の実例]「一念彌陀仏 即滅無量罪〈略〉いろくづもあみのひとめにかかりてぞつみもなぎさへみちびかるべき」(出典:聞書集(12C後))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android