一思(読み)ひとおもい

精選版 日本国語大辞典 「一思」の意味・読み・例文・類語

ひと‐おもい‥おもひ【一思】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ただ一度の苦しい思い。
    1. [初出の実例]「たたかるる・ほうげたな蚊の一おもひ」(出典:雑俳・軽口頓作(1709))
  3. ( 「に」を伴って、副詞的に用いる ) 思いきって行なうこと。決断して一気に行なうこと。
    1. [初出の実例]「悲しい事の一思(ヒトオモ)ひに、折角死んだ命まで」(出典人情本・恩愛二葉草(1834)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android