一文無(読み)いちもんなし

精選版 日本国語大辞典 「一文無」の意味・読み・例文・類語

いちもん‐なし【一文無】

  1. 〘 名詞 〙 非常に貧しかったり、所持金をすっかり使い切ったりして、ごくわずかな金銭も持っていないこと。また、その人。いちもんな。無一文。すかんぴん。
    1. [初出の実例]「苦界十年、本来一文無し」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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