一木大廈の崩るるを支うる能わず(読み)イチボクタイカノクズルルヲササウルアタワズ

デジタル大辞泉 の解説

一木いちぼく大廈たいかくずるるをささうるあたわず

《「文中子」事君から》大きい建物が倒れようとしているのを、1本の木ではとうてい支えきれるものではない。大勢が傾きかけているときは、一人の力ではどうすることもできないというたとえ。大廈たおれんとするは一木の支うる所にあらず。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

いちぼく【一木】 大廈(たいか)の崩(くず)るるを支(ささ)うる能(あた)わず

  1. ( 「大廈」は大きな建物の意 ) 大きな家が倒れる時は、一本の木で支えることはむずかしい。大勢が傾きかけている時は、一人の力ではどうすることもできない。〔文中子‐事君〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android