一木(読み)イチボク

デジタル大辞泉 「一木」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぼく【一木】

1本の木。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一木」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぼく【一木】

〘名〙 一本の木。
御伽草子・秋の夜の長物語南北朝)「春にをくれたる一木の花をみて、よそに散る心ちもなく」 〔淮南子‐斉俗訓〕

いちき【一木】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本歴史地名大系 「一木」の解説

一木
ひとつき

虎居とらいの一ッ木に比定される。文明一七年(一四八五)に守護島津氏による答院氏攻撃の際、二月一九日には答院氏の支援に来た東郷右馬允渋谷重理の軍勢と島津方が「一木」で合戦し、島津方が勝利を納め、敵方の「名井五郎」を討取り山田やまだ(現東郷町)に迫ったのち退いたという(「文明記」、「島津忠昌譜」旧記雑録)。この「名井五郎」は大井氏であろうか。なお「答院記」は、答院重慶らを大檀那として延徳二年(一四九〇)閏八月一五日に若宮八幡宮一宇が造立された際の棟札を載せている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android