七人の子はなすとも女に心許すな(読み)しちにんのこはなすともおんなにこころゆるすな

精選版 日本国語大辞典 の解説

しちにん【七人】 の=子(こ)[=子仲(こなか)]はなすとも女(おんな)に=心(こころ)[=肌(はだ)]許(ゆる)すな

  1. ( 「詩経‐邶風・凱風」の序の「衛之淫風流行、雖七子之母、猶不其室」によることば ) 七人子どもまででき、長年連れ添った妻にも油断してはならない。女には気を許すなということ。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
    1. [初出の実例]「親故にてい女の道やぶるやつにはあらね共、七人の子はなす共女に心ゆるすなと申すせわも有といひ」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二)

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