デジタル大辞泉 「長年」の意味・読み・例文・類語 ちょう‐ねん〔チヤウ‐〕【長年】 [名](スル)1 長い年月。ながねん。2 ながいき。長寿。長命。「師の長年を寿ことほぐ」3 少壮の年。成年。「―の今継母に逢へり」〈太平記・一二〉4 年限を重ねて奉公すること。重年ちょうねん。「御婚礼までお着き申さうと存じまして、只今までとうとう―致しましたが」〈滑・浮世風呂・二〉 なが‐ねん【長年/永年】 長い年月。久しい間。多年。「―の習慣」「―住みなれた家」[類語]多年・永代・永劫・永年・積年・長年月・幾星霜 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「長年」の意味・読み・例文・類語 ちょう‐ねんチャウ‥【長年】 〘 名詞 〙① ながい年月。永年。ながねん。[初出の実例]「対レ此長年悲、含レ情多レ所レ思」(出典:文華秀麗集(818)下・神泉苑九日落葉篇〈嵯峨天皇〉)② ながいき。長寿。長命。長齢。また、としより。[初出の実例]「風に臨める抄秋の樹 酒に対へる長年の人〈白居易〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)[その他の文献]〔管子‐中匡〕③ 少壮の年。成長した年。[初出の実例]「少日受二君業一、長年識二君恩一」(出典:本朝麗藻(1010か)下・贈心公古調詩〈具平親王〉)④ ( ━する ) =ちょうねん(重年)②[初出の実例]「只今までとうとう長年(チャウネン)致ましたが」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)⑤ としうえ。年長。〔漢書‐高五王伝・斉悼恵王肥子〕 なが‐ねん【長年・永年】 〘 名詞 〙 長い年月の間。久しい年月。多年。[初出の実例]「どうかして永年勤めたい」(出典:細君(1889)〈坪内逍遙〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「長年」の読み・字形・画数・意味 【長年】ちよう(ちやう)ねん 年長。長生。晋・陸機〔逝の賦〕嗟(ああ)人生の短なる、孰(たれ)か長年を能(よ)く執らん。字通「長」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「長年」の解説 ながとし【長年】 鳥取の日本酒。酒名は、南北朝時代の南朝方の武将・名和長年にちなむ。米子市淀江町にあった「長年酒造」の銘柄だったが、現在は「千代むすび酒造」が受け継ぐ。蔵元の「千代むすび酒造」は慶応元年(1865)創業。所在地は境港市大正町。 出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報