七堂(読み)シチドウ

デジタル大辞泉 「七堂」の意味・読み・例文・類語

しち‐どう〔‐ダウ〕【七堂】

七堂伽藍がらん」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「七堂」の意味・読み・例文・類語

しち‐どう‥ダウ【七堂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. しちどうがらん(七堂伽藍)」の略。
    1. [初出の実例]「奈良は七堂の大伽藍、初瀬は十一面観音、稲荷、祇園、住吉、賀茂、春日大明神」(出典:義経記(室町中か)七)
    2. 「七堂甍改りて、金壁荘厳光を輝かし、仏土成就の大伽藍とはなれりける」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)瑞巖寺)
  3. しちだいじ(七大寺)
    1. [初出の実例]「是は諸国一見の僧にて候。我此程は南都七堂に参りて候」(出典:光悦本謡曲・井筒(1435頃))

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