あぶら‐な【油菜】
〘名〙
アブラナ科の一、二年草。西アジア原産といわれ、中国を経て渡来し、
種子から
菜種油を採るため広く各地で栽培された。高さ約一メートル。根ぎわの葉は大きく、長さ四〇~六〇センチメートルの倒卵形。春、枝先に黄色い四弁の花が開く。実は細長いさやとなり、中に粒状の種子が並ぶ。熟すと、種子は黒褐色となり、さやは裂ける。若苗、つぼみは食用となる。なたね。なのはな。
あつち。
うんだい。《季・春》
※
多聞院日記‐天正二〇年(1592)四月二七日「さうめん・はうはん・
菜〈はゐ ゐり こふ あふらな〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
あぶら‐な【油菜】
アブラナ科の越年草。高さ約1メートル。葉は裏面が白みを帯びる。春、花びら4枚が十字形に並ぶ黄色の花が総状に咲く。実は細長いさやで、中に黒褐色の小粒の種子があり、これから菜種油をとる。中国から渡来したとみられ、古くから栽培されたが、現在、採油用に栽培されるのはセイヨウアブラナという品種。アブラナ科の双子葉植物は約3200種が北半球の温帯から寒帯にかけて分布。ダイコン・キャベツ・カブなども含まれる。
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油菜 (アブラナ)
学名:Brassica campestris
植物。アブラナ科の越年草,園芸植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報