七釜鍾乳洞(読み)ななつがましょうにゅうどう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

七釜鍾乳洞
ななつがましょうにゅうどう

長崎県西海市(さいかいし)西海町中浦(なかうら)一帯にある鍾乳洞。西彼杵層群とよばれる第三紀層のなかで、とくにおびただしい石灰藻の化石を含んだ砂岩層があり、その石灰分が溶解してできた洞穴である。第三紀層の鍾乳洞は珍しく特異な存在で、国の天然記念物に指定されている。洞穴は清水洞のほか浄簾洞(じょうれんどう)など大小多数ある。洞長は延長約1500メートル。洞内の気温は年中15℃内外である。高さ10メートルの親子地蔵などの石筍(せきじゅん)や月宮殿、白宮殿などとよばれる鍾乳洞や石柱がある。

[石井泰義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の七釜鍾乳洞の言及

【西彼杵半島】より

…北部の玄武岩からなる溶岩台地は標高200m前後で,中央の虚空蔵(こくぞう)山(307m)は台地上に噴出した火山砕屑丘である。西海町の七釜(ななつがま)には,海成の第三紀層中の多量の石灰藻化石を含む砂岩層が溶食されてできた七釜鍾乳洞が発達。洞内には小規模ながら,石柱,鍾乳石,石筍(せきじゆん)などの石灰岩地形がみられる。…

※「七釜鍾乳洞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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