三の図(読み)サンノズ

デジタル大辞泉 「三の図」の意味・読み・例文・類語

さん‐の‐ず〔‐ヅ〕【三の図/三の頭】

《馬の尻の上部三頭さんずというところから》人の尻の上部。腰のあたり。
「尻―まで引っからげ」〈浄・油地獄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出 行先

精選版 日本国語大辞典 「三の図」の意味・読み・例文・類語

さん【三】 の 図(ず)

  1. ( 馬のしりの上部、腰に当たる所を三頭(さんず)というところから ) 人のしりの上部。
    1. [初出の実例]「かれらが行先を見とどけんと尻を三図(サンノヅ)までからげ」(出典浮世草子・沖津白波(1702)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android