三丁懸・三崎新田
さんちようがけ・みさきしんでん
[現在地名]桑名市桑名・中央町一―五丁目・大央町・新築町・京橋町・常盤町・三栄町・八間通・末広町・寿町一―三丁目・有楽町・参宮通・蓮見町・駅元町・桑栄町・掛樋
桑名城下の西部に位置する。江戸時代以前は町屋川・大山田川が流れ込み、一面の低湿地であった。三丁懸は丁を町とも、懸を掛とも書くが、慶長六年(一六〇一)三月吉日の御崎春日社領御折紙之文并御朱印之文(「桑府名勝志」所収)に「春日御神領如前々高百石桑名三町懸之内ニ而従内府様被進候」とあり、同六月から始まった城下の町割以前からの地名であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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