三島良績(読み)ミシマ ヨシツグ

20世紀日本人名事典 「三島良績」の解説

三島 良績
ミシマ ヨシツグ

昭和期の金属工学者 東京大学名誉教授。



生年
大正10(1921)年8月5日

没年
平成9(1997)年1月12日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学工学部冶金科〔昭和19年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔昭和31年〕

主な受賞名〔年〕
日本金属学会功績賞〔昭和39年〕,日本原子力学会賞技術賞(昭45年度〔昭和46年〕,原子力安全功労賞(第1回)〔昭和56年〕,前島賞〔昭和59年〕,クロール国際賞〔昭和61年〕,アメリカ材料及試験協会(ASTM)オグデン賞〔昭和61年〕,村上記念賞〔昭和61年〕,日本スポーツ賞〔昭和63年〕,シーボルグ賞〔平成2年〕,勲三等旭日中綬章〔平成8年〕

経歴
昭和24年東京大学助教授を経て、38〜57年教授。第14期日本学術会議会員、日本原子力学会会長を歴任原子力工学第一人者として知られ、原子力の平和利用と安全性確立に尽力、“原子力安全の父”と呼ばれた。平成3年米国原子力学会(ANS)によって三島賞が設立された。一方、草野球愛好家、切手収集家としても著名で、東大野球部部長も務め、「われらが草野球」などの著書もある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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