三平開胸(読み)サンペイカイキョウ

デジタル大辞泉 「三平開胸」の意味・読み・例文・類語

さんぺい‐かいきょう【三平開胸】

中国故事。唐の禅僧石鞏せっきょうが、参禅に来た三平(義忠禅師)に弓を向けて試したところ、三平は弓を恐れず胸を開き、それは人を殺す矢かかす矢かとたずねたので、深く感じ入ったという。画題とされる。石鞏張弓

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「三平開胸」の意味・読み・例文・類語

さんぺい‐かいきょう【三平開胸】

  1. 〘 名詞 〙 中国の故事。三平は唐代の高僧義忠禅師のこと。唐の禅僧石鞏(せっきょう)は僧が来ると弓を引いて試していたが、三平は胸を開いて、人を殺す矢か活かす矢かと問うたので、弓を捨てたという。画題にもなった。

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