最新 地学事典 「三瓶木次テフラ」の解説
さんべきすきテフラ
三瓶木次テフラ
Sanbe-Kisuki tephra
三瓶火山で最大規模のプリニアン噴火の産物で,約10万年前の時間指標となる軽石層。SKと略記。分布域は給源から日本海沿岸沿いに東北東ないし東北方向にのび,東北地方に達する。日本海沿岸では降下火山灰のほかに,海流に乗って運ばれ漂着した円磨軽石が当時の海浜堆積物中に見いだせる。東北地方では,北日本の鍵テフラである洞爺テフラの上位で,中部日本の鍵テフラである御岳第1テフラの下位を占め,西日本のテフラ層序と北日本のそれとが関係づけられた点が重要。本質物は黒雲母流紋岩質で,アルカリに富む。参考文献:豊蔵勇ほか(1991) 第四紀研究,Vol.30:79
執筆者:町田 洋
参照項目:日本の広域テフラ分布
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

